映画を見る前に知っておきたいこと
映画を見た後、知っておきたいこと
■■ 映画を見る前に知っておきたいこと ■■
●何故良い所で映画が終るの?
予備知識無しで見た人が、大抵ここで不満を言います。
これはちゃんと続きがあるのです。
この映画は3部作で、毎年1話づつ放映されます。撮影も既に終了しており、CG処理が残っているだけなので
間違いなく最後まで放映されます(笑)
だから、そういう不満をNETで見ても、気にしないで安心して見てください。
そうそう、放映時間が3時間とかなり長いので(見てる間は息つく暇も無いですが)腰を痛めたく無い方は
椅子の良い映画館で見ましょう。(私はシネコンで見ました)
●指輪のについて
映画のオープニングや予告編ではサウロンが指輪をエルフやドワーフ、人間に配っているように描いていますが
実はちょっと違います。(とは言え、指輪に関することも伝承形式で、全てが語られている訳ではないので
私の説も多々入っています)
遥かな太古に、メルコール率いる、サウロンを含む堕ちた半神の軍勢が中つ国に攻め込み、エルフとの戦いが続いていたのですが
精霊(ヴァラ、半神)の軍勢がエルフに加勢し、メルコールの軍隊は崩壊します。
(上級精霊をヴァラ、ヴァラに従う下級精霊をマイアと呼び、メルコールはヴァラ(最も優れた者だった)、サウロンはマイアです)
その結果メルコールは滅び、サウロンは逃亡。(バルログも堕ちた半神で、敗走し地中深くに隠れました)
そして精霊達は自らの場所に帰ってゆきました。
それから、サウロンは正体を隠し、人(エルフ?)に変身して、中つ国を巡り、再び闇の勢力を広めようとしていました。
やがてサウロンはエルフの工匠の国エレギオンに接触し、彼らに魔力を持つ「力の指輪」の製法を伝えました。
エルフの工匠達は技術を高めながら、19個の「力の指輪」を完成させます。
一方サウロンはモンドールに戻り、原初の火によって「一つの指輪」を鍛えます。
実はサウロンの伝えた指輪の製法には呪いが含まれており、全ての力の指輪は「一つの指輪」によって発見・監視され、その使用者の望みや意志はねじ曲げられ、やがて心は闇に囚われ一つの指輪を持つサウロンの操り人形に変化していくのです。
エルフはサウロンの陰謀を察知し、指輪の使用を止め(使用しなければ位置は分からず、洗脳も進まない)、隠してしまいます。
企みの失敗に怒ったサウロンは軍隊を送りエレギオンを滅ぼし指輪を奪いますが、後期に作られた最も完成度が高く力の強い「力の指輪」の3つはエルフの王によって慎重に隠され、使用を制限したため発見できずに終りました。
(この3つの指輪の作成時にサウロンが関らなかったため(極秘に作られた?)、呪いが弱かったのかも知れない)
そしてサウロンは人に化け、奪った指輪の9つを人間の王に、7つをドワーフの王に贈りました。
しかしドワーフは根が頑固であったため、欲望が貴金属を手に入れる方向にしか向かわず(ドワーフはエルフや人間と違い、匠の精霊が試しに作った物なので持っていない感情があるため)、暗黒に堕ちてこなかったため結局サウロンがそれを取り返します(最終的に1つはドワーフの王のもとに残り、残りはドラゴンの炎に焼かれて壊れるかサウロンの下に戻りました)
一方人間の王は指輪のもたらす不老不死や魔力に喜び、サウロンの軍勢に下り、長い年月を生きる内に、その精神と肉体は薄れ
指輪の幽鬼(ナズクル)ブラックライダーへと変貌し、サウロンの命令に従うだけの存在となり、各地で暗躍します。
●「一つの指輪」が何故ビルボの手に入ったのか
(指輪物語の前作、「ホビットの冒険」と、この世界の神話を描いた「シルマリルの物語」のお話しです)
サウロンとオーク、暗黒側に付いた人間の軍団と、エルフと光側の人間(ドゥネダイン)の連合軍の戦いが始まり、
エルフの上級王ギル=ガラドがサウロンによって討たれますが、ついにサウロンはエレンディル王と相打ちになります。
サウロンはエレンディルの息子イシルドゥアによって、指から「一つの指輪」を奪われ、魂となって荒れ野に放逐されます。
冥王は倒されたのですが、イシルドゥアは「一つの指輪」を原初の炎に投げ込み破壊することを拒み、戦利品として持ち帰ってしまいます。
戦後、多くのエルフは穢れてしまった中つ国を捨て、エルフの約束の地である「至福の島」へ去ります。
そして、指輪を持って祖国へ帰るイシルドゥアは、途中オークの残存兵により暗殺され、指輪は永く行方不明になってしまいます。
しかし、ある時指輪を拾った者が居ました。彼は指輪の魅力に捕われてしまい、指輪を取られるのではないかと疑心暗鬼になり
人里離れた洞窟の闇の中に身を潜め、指輪を眺めて暮らす生活を始めます。
闇に隠れ、指輪の魔力により人の寿命を遥かに越えて生きる内に、姿は異形へと変化し、名前も忘れ、指輪だけに執着する生物に変化し、
やがて彼は姿は見えないが、闇の中からゴクリゴクリと水を飲む音だけを出す怪物、ゴクリ(映画ではゴラム。英語の水を飲む擬音?)となります。
そのゴクリの洞穴にビルボが落ちてしまいます(ガンダルフに誘われ、ドワーフと共に、ドラゴン退治に行く途中だった)
ビルボはその中で、ゴクリが置き忘れた「一つの指輪」を拾い持って帰ってしまいます。
しかし、欲望を持たないホビット族のビルボとて、人間のように簡単に暗黒の手に落ちることはありませんが、指輪と接触するうちに
自分の存在が徐々に薄れ、醜い欲望のような物が生まれてくのを感じたビルボは指輪を手放すことを決心し、誕生日の祭にガンダルフを呼び寄せます。
一方サウロンも密かに力を取り戻し「一つの指輪」の捜索を開始します。
そして、ここから指輪物語が始まるのです。
■■■■■ 以下ネタバレ警報! ■■■■■■■
■■ 映画を見た後に知っておくと良いかもしれないネタ ■■
●ガンダルフって何者?なぜバンバン魔法を使わないの?
実はガンダルフは人間ではありません。精霊(半神ヴァラ)達の住む西の国から、中つ国をサウロンから救うために派遣された下級精霊(マイア)なのです。(サウロンもマイア)
彼等はイスタリと呼ばれ、元々5人居ましたがサルマンとガンダルフ以外は行方不明になったり、失敗して西へ帰りました。
彼等はかなり強力な魔法を使うことが出来るのですが、直接力で対抗することを禁じられ、あくまで人(エルフ、ドワーフ、人間)が
サウロンに対抗できるように結束するため、助言し導くことしか許されていません。
ちなみにサルマンもイスタリなのですが、元々匠の精霊で力の指輪に興味を持ち、研究する内に暗黒に堕ちサウロンに支配されてしまいました。
そのため彼にはタブーが無くなり魔法を使えるのです。
●ガンダルフを助けたデッカイ鳥は何?
彼は鷲王グワイヒアという鷲で人間の言葉が話せます。霧降り山脈を住まいとしています。
ガンダルフは蛾に伝言をし、グワイヒアに迎えに来てもらったのです。(茶(色)の魔法使いラダガストが伝言?)
●ゴンドールとアラルゴンの関係は?
メルコール対エルフと精霊の戦いの際に唯一光側について戦っていた人間達が居ました。
彼等は人としての生を選んだハーフエルフの王、エルロス(裂け谷のエルロンド(映画にでてます)と兄弟。)に従っていました。
戦争後、彼等は祝福され人間の倍の寿命と屈強な体を持つドゥネダインとなり、祝福された島を与えられ、ヌメノールを建国ます。
しかし、20数代目の王と国民は(サウロンの陰謀により)不死を求めてタブーを破って精霊に対し挙兵します。
その結果ヌメノールは海に飲み込まれ、精霊に忠実だったエレンディル(エルロスの遠縁の子孫)一派を残して全て滅びます。
彼等はなんとか中つ国に漂着し、北方に流れついたエレンディルはアルノール国を、
一方南方に流れついたイシルドゥアとアナリオン(共にエレンディルの息子)はゴンドール国を建国します。
ドゥネダインが生き残っているコトを知ったサウロンはゴンドールに戦いを挑みます。
この戦いでエレンディルは死に、サウロンは指輪をイシルドゥアに奪われます。
王を失った北のアルノールの王座はイシルドゥアが引き継ぎ、南のゴンドールはアナリオンの息子が引き継ぎます。
2つの王国は長く繁栄しますが、やがてアルノールはその北に興ったアングマール(サウロンが影から操る、オークと悪の人間の国)
の攻撃によって崩壊し、ドゥネダイン達は野に潜み、野伏せとなって何代にも渡り、夜盗や闇の一派を狩りつづけました。
アラルゴンは野伏せとなったアルノール王家の生き残りなのです。
一方、ゴンドールも衰退の道を辿り、サウロンの謀略によりゴンドール王家の血は途絶え、それ以降、この国は執政によって
統治されることとなりました。
アラルゴンはイシルドゥアの子孫にであるため、アルノールの王位後継者であり、またゴンドール建国王の子孫であるためゴンドールの王位後継者でもあります。
●エルフのアルウェンと野伏せのアラルゴンが前ぶれもなく恋に落ちているのは何故?
アラルゴンの父親が早くに亡くなったため、裂け谷の最後の憩い館(映画に出て来たエルフの館。ここはモルドールの支配に抵抗する自由民達の避難所)のハーフエルフ、エルロンドに預けられます。
そこでアラルゴンとエルロンドの娘アルウェンは恋に落ちます。
アラルゴンの大祖先(ドゥネダインの開祖)の兄弟の娘ですから、ものすごい年齢差の恋です(笑)
(ハーフエルフはエルフと同じく基本的に不死ですが(絶望すると死ぬが)ハーフエルフは人間として生きることを宣言するコトにより寿命を得ることが出来る。)
ちなみにこのストーリーは原作本の一部の版に追加されているオマケストーリーらしいです。
指輪物語は版によっていろいろなオマケ話しが付いてたり削られたりと、コレクターには大変です(笑)
●狐の嫁入りみたいに、ずらずら並んで歩いてたエルフの一団は何?(SP版追加映像)
あれは戦争の絶えない中つ国を見捨てて、神に祝福された西方の島に帰っていくエルフの一団です。
●ドワーフのモリア坑道は何故滅んでいたのか?
モリアのドワーフ達は、金やミスリルを求めて深く掘る余りとうとう先の大戦で敗れ、地底に隠れ眠っていた堕ちた精霊「バルログ」を堀り当ててしまいます。
結果ドワーフ達は滅ぼされ、モリア坑道はバルログと闇の手先オークの巣となってしまいました。
(オーク=ゴブリンであり、指輪版ゴブリンとしてオークという設定を作ったのですが、後のRPGブームでオークとゴブリンは別の存在として確立しました。
トールキンの設定ではメルコールが捕らえたエルフを作り替えてオークを産み出したそうです)
映画でバルログは地の底に堕ちますが、多分死んでません。サウロンの次ぐらいに強い精霊があれしきのコトで死ぬとは思えません(笑))